お金が返せないときは債務整理という手段もある

借りたお金が返せなくなったらどうする?

最近はカードローンなどを利用すれば、気軽にお金を借りることができるようになりました。その一方で、複数のところから多額のお金を借りて、お金が返せなくなる人もたくさんいます。現在、日本では200~300万人ほどの人が借金問題で苦しんでいるという話もあります。借金を抱えている人は、返済に追われ日々の生活が苦しかったり、いつ終わるかわからない返済に悩んでいます。

ところが、こんな悩みから開放される方法も存在するのです。もしお金を返せなくなった場合には、債務整理をすればいいのです。

ここでは、借金でお悩みの方のために債務整理について解説していきます。

債務整理には5種類ある

債務整理とは借金(債務)を整理をする法的手続きのことですが、次の5つの種類に分類されます。

(1)任意整理
任意整理は、裁判所などの公的機関に頼らずに債権者と交渉して借金を減額することです。法定金利を超過した利息は払う必要はないので、取り返すことによって借金額を減額させることができます。また、金融業者へ通知することにより取り立てを停止させることができます。ただし、この手続きを行うには交渉力が必要となります。

(2)特定調停
特定調停は、専門的な知識がそれほど必要でなく、個人でも裁判所を通じて任意で債務が整理できる方法です。個人でもできる手続きですので、費用は安く済みます。ただし、債権者ごとに手続きをしなくてはならないため手間はかかりますし、個人で動くため時間もかかり根気が必要となります。また、たとえ減額できたとしても、3~5年の返済期間内に返済できないと取り立てされる場合があります。

(3)民事再生
民事再生は、住宅ローン以外の法律に定められている借金を減額するための再生法です。住宅を手放す必要がなく、3年以内に借金をすべて返済することを条件に5分の1まで借金を減額できます。ただし、住宅ローン以外の借金が5000万円以上であれば、民事再生を行うことはできません。

(4)自己破産 自己破産は、もはや借金を返済することが不可能な人が行う法的な救済方法です。法律で定められた資産は手放さなくてはなりませんが、借金は帳消しになりますし、生活に必要最低限のものは手元に残ります。ただし、自己破産するには裁判所の許可が必要となります。

(5)過払い金返還請求
過払い金返還請求は、法定利息にもとづいて過払いした利息が返還される手続きです。たとえ借金を完済している場合でも、過払い金は返還されます。ただし、任意の手続きですので、債権者と交渉する必要があります。

債務整理の手続きを進めるにはどうする?

以上のように債務整理には5つの種類がありますが、どの手続きを行うにしても、いろいろな書類を準備したり、債権者や裁判所とやりとりする必要があります。当然のことですが、法律の知識も必要となってきます。そのため、個人で手続きをすすめるには時間と根気が必要となり、自分の仕事や生活が犠牲になることもあるでしょう。

債務整理の手続きをスムーズに進めるには、やはり法律の専門家に依頼するのが無難です。